血管疾患と歯周炎

佐賀市の歯医者、池田歯科こども歯科医院です。

高齢社会になり寿命が長くなると共に、血管の病気をもつ人も増えてきました。

歯周病と血管疾患は関係があると報告されています。

静脈血栓症
静脈血栓症には、深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症があります。

下肢あるいは骨盤の静脈に血栓が形成されたものが深部静脈血栓症であり、これが塞栓として肺動脈を閉塞したものが肺血栓塞栓症であることから、一連の病態と考えられています。

静脈血栓の形成には、3つの要素(血管内皮障害、血液凝固能亢進、血流停滞)が関与し、長時間の座位などで発症しやすく、エコノミークラス症候群と呼ばれることもあります。

整形外科や婦人科領域の手術後に、下半身の長期安静により生じる院内発症例も多いようです。

最近は下肢静脈エコーと優れた血液マーカー(Dダイマー)の普及により、診断率が高くなっています。治療として、急性期および慢性期に抗凝固薬(ワルファリンもしくはXa阻害薬)が用いられます。

池田歯科には人工弁の手術を経験した患者も多数来院しております。

人工弁(機械弁)置換術後
弁膜症治療で弁置換術に用いる人工弁には、生体弁と機械弁がある。機械弁置換術後は、最も厳格な抗凝固療法が必要な病態である。

従来よりワルファリンが用いられ、PT-INRは2~3前後でのコントロールが望ましいとされています

ワルファリンのコントロールの難しさから、DOACでの代用が検討されたが、ダビガトランを用いた臨床研究ではワルファリンに比べて劣っており、血栓形成が多く認められたことから、現在はDOACの使用は認められていません。

また抗血栓薬は出血リスクを増すという報告があります。

抗血栓薬の最大のリスクは出血です。

特に、脳出血および消化管出血は重篤である。アスピリンもしくはワルファリン投与で、抗血栓薬非投薬群に比し、いずれも1.8倍程度、上部消化管出血の頻度が増加するとされています。

ワルファリン投与患者における検討で、出血のリスクスコアHAS-BLEDが提唱され、汎用されています。

複数の抗血栓薬が重なれば当然出血リスクが高まります。
複数の抗血栓薬を内服する状況としては、①ステントやTAVI留置後のDAPT、②冠動脈疾患など抗血小板薬が必要な動脈疾患と心房細動など抗凝固薬が必要な疾患が併存した場合、が考えられます。

日本で、心房細動患者の15%が冠動脈疾患を合併しているとされ、抗血小板薬と抗凝固薬の併用が多いことが予想されています。

ステント留置後のDAPTと抗凝固薬が重なれば抗血栓薬が3剤併用になります。

3剤併用の出血リスクの増大は明らかで、最新のガイドラインでもできるだけ避けるように、とされるようです。

DAPT期間中に消化管出血をきたすと、1年以内の死亡率が高いと報告されています。

この報告では、消化管出血群は1年間で急性心筋梗塞発症が2倍以上、心臓死が6倍以上多いことが示された。出血をきたし出血性ショックで予後が悪い例は一部に限られ、それよりも出血をきたすことで、投与中の抗血栓薬の中断が余儀なくされ、また出血により内因性の血小板凝集能など血栓性が高まることにより、血栓形成が進み、原疾患である冠動脈疾患の増悪を招き、生命予後を悪くすることが主病態と考えられようです。

佐賀市の歯医者、池田歯科こども歯科医院では歯周炎の治療に力を入れています。

お口の健康から血管の健康に是非繋げてくださいね!

なるだけ痛くない削らない抜かない佐賀市の歯医者さん、池田歯科こども歯科

佐賀市 歯科 新栄 西部環状線沿い