歯髄細胞バンク

歯医者で抜いた「乳歯」や「親知らず」を歯髄細胞バンクに預けることができます。
抜けたその「歯」があなたの未来を守ります。

再生医療とは

再生医療とは、ケガや病気で冒された組織や臓器を自分自身の幹細胞を使って元通りの形や機能を再生する最先端の医療技術です。人間はもともと自分自身を修復再生する能力を持っています。その能力の元になるのが「幹細胞(細胞のタネ)」で、幹細胞のおかげで多少の切り傷や火傷などのケガや病気は自己修復することが可能です。しかし、幹細胞は老化とともに激減します。よって、小児のケガや病気は治りやすいのに対して、加齢と共にケガや病気は治りづらくなるのです。

再生医療のキーワードは「幹細胞」です。
骨髄バンクや臍帯血バンクで知られる骨髄細胞や臍帯血にも存在しますが、骨髄細胞を採取するのは身体に大変負担となり、臍帯血は出産時にしか採取チャンスがありません。そこで我々は、歯科治療などで抜いた(抜けた)「親知らず」や「乳歯」に含まれる歯の神経(歯髄細胞)に着目し、歯髄細胞が再生医療の材料として理想的な細胞ソースであることを明らかとしました。

幹細胞の種類

iPS細胞を用いた臨床研究の見通し

文部科学省が公表したiPS細胞を用いた臨床研究の予測データ

主な疾患 患者で初めて治療を試みる臨床研究の時期
加齢黄斑変性症 5年以内
心筋梗塞 5~7年程度
火傷等で傷んだ目 7年以内
網膜色素変性症 7年以内
脊髄損傷・パーキンソン病 7年後以降
白血病・再生不良性貧血 7年後以降
肝不全・腎不全・糖尿病 10年後以降
筋ジストロフィー 10年後以降

 

歯髄細胞が細胞バンクに適している理由

細胞バンクに適した条件 歯髄細胞の特徴
容易(低侵襲)に採取できること 容易に採取可能
採取チャンスが多いこと 性別・年齢問わず採取可能
細胞増殖力が高いこと 細胞増殖力が極めて高い
遺伝子損傷が低いこと 遺伝子損傷が少ない(タイムカプセル構造)
iPS細胞に用いることが可能であること 効率良くiPS細胞にできる

※骨髄バンクの課題・・・採取時の外科的侵襲
※臍帯血バンクの課題・・・出産時にしか採取できない

細胞保管施設のご紹介

細胞保管施設は、GMP(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理及び品質管理規則)に準拠したCPC(Cell Processing Center:無菌細胞調整室)を備え、最新の設備でご登録者様からお預かりした細胞を大切に保管致します。

歯髄細胞バンクの利用例

保管細胞はこんなことに役立ちます。

歯髄細胞を利用した再生医療(治療)は、脳梗塞や脊髄損傷などの神経再生の研究が急速に進んでおります。一方、上記のように細胞バンクに冷凍保存する保管細胞の利用方法は、再生医療に限りません。できるだけ若くて健康な幹細胞(分身)を預けておくことで、万が一の備えとして役立ちます。例えば、「臍帯血バンクができなかったので」「うちは脳梗塞家系なので」「子供の放射線による健康被害が心配」「孫に乳歯バンクをプレゼントしたい」というような動機で細胞バンクを利用される方が増加しております。

また、乳歯などの細胞を利用した病態解明(難病の原因究明)の研究にも取り組んでおり、歯髄細胞バンクは難病に対する医療技術の開発にも貢献いたします。

歯髄細胞バンクのお申し込みは当クリニックまたは、再生医療推進機構(http://www.acte-group.com/)にて受付出来ます。