佐賀市 池田歯科医院・こども歯科

歯周病のリスクを減らす方法

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歯周病のリスクについての考察

歯周病にはさまざまリスクがあります

歯周病は日本の成人の10人中8人がかかっている、またはその予備軍といわれているほど蔓延している病気です。
初期の段階では自覚症状がほとんどないため、知らないうちにどんどん進行してしまい、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気です。
当院では院長が、歯周病学会や勉強会で症例発表したり、講演する専門の分野で、治療の中でもこれからは予防が大切だと特に力を入れているところです。
今回は歯周病の原因やリスク、全身におよぼす影響などについてご説明します。

ふじた歯科 歯周病 菌の全身への影響

 

歯周病の原因は、歯垢や歯石に存在する細菌(ばい菌)とそれらが作り出す毒素によるものです。
しかも恐ろしいことに、その菌や毒素は口の中だけにとどまりません

歯周ポケットから歯肉の中に入り込み、歯肉の毛細血管から大きな血管へ、そして循環で心臓に送られ、全身に回ることになります。

すべての歯に厚さ5㍉の歯周ポケットができているとすると、潰瘍の面積は約72平方㌢、手のひら大になります。

歯磨きや歯石除去などの刺激があるたびに潰瘍面に露出した血管を通じて菌が全身に回り、さまざまな疾患を引き起こし環器疾患などの手術で、血管組織から歯周病菌が見つかることもあります。
歯周病に肥満が加わると、危険度は急増します。
また、たばこの煙は、歯ぐきの治癒力を直接阻害します。さらに、ストレスは体の免疫作用を抑制してしまうので、発病の相乗効果に。
ストレスの中でも、ねたみ、うらみ、そねみ、ひがみが体に最も悪いので、それをなるだけ伴わないよう心がけると良いでしょう。

また、高齢者で、飲み込みがうまくいかなかったり、咳の反射が弱くなるため、口の中の細菌が気管に入っても押し出すことができずに、肺に入り込んでしまい誤嚥性肺炎を引き起こします。

また、歯周病の患者さんで非常にリスクのある病気の一つに感染性心内膜炎という心臓病があり、この病気は歯ぐきが健康な人に比べ、歯周病の患者様の発症率が1.5倍から2倍多いと報告され、発症すると命に危険性のある怖い病気です。

特にもともと心臓の弁に異常のある方は要注意です。
歯周病菌が心臓の弁に付着しやすいからです。
いったん細菌が弁に付着するとそこで細菌の増殖が始まります。
すると心臓内の血流に渦が生じ、よどんだ血液は固まり血栓を形成し、血栓が全身に飛んで脳の血管を詰まらせると脳梗塞が、心臓を養う血管を詰まらせると心筋梗塞が起こり重篤な後遺症を引き起こすもです。

近年、歯周病が糖尿病早産、低体重児などの原因となることが明らかになり、歯周病が単に口の中だけでなく、全身の健康を脅かす病気であることがわかってきました。

 

歯周病の対策で大切なことは?

定期的に歯科医のメンテナンスを受けてください。
健康な人は年1回、歯石の除去だけでも効果があります。
佐賀の方は我慢強い方が多いので、歯が痛くなって初めて歯医者に行きますが、それでは手遅れで定期的にケアを受けてほしいですね。
歯磨きしていて出血すれば、警告サインと思ってすぐ歯医者へ。
歯磨き指導も受けられます。
菌を取っているんだ」とイメージしながら歯への愛情を込めて磨くと、効果が上がりますよ。

 

 

歯周病の原因となる菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。
細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去出来ません。


 

 

 

 

これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去してもらうことをおすすめします。

治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。
治ったといっても溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が弱い結合で治っているのにすぎないのです。
ブラッシングが不充分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ、歯周ポケットが深くなり容易に「再発」をおこします。

また残念ながら治療の限界のため、部分的に治りきらないところが残ってしまう部位でもメンテナンスを継続することにより歯周ポケットがさらに深くならないように「進行を食い止める」ことができるのです。

いままでに治療が終わってから、こんな説明を受けたことはないですか? 
「今日で治療は終りです。治りました。また痛くなったり、問題があったら来て下さい。」これって、本当に治っているのでしょうか?  治療の成功は治療終了後、長期にわたり健康な状態が維持できて、はじめて評価できるものと思います。
歯を抜きに歯科医院に行くのか?歯を保存するために行くのか?と言うことです。
ご自身の歯は、自分自身で守ることができるのです。

これからは、痛みがあってから治療するという従来型の歯科治療から脱却して、いつまでも健康なお口を維持するために歯科医院に行くと言う考えに変えてみてはいかがですか?

池田歯科医院では、病気を見つけるための「検診」ではなく健康を守り維持するための「健診」です。虫歯や歯周病が再発しないよう検査、予防処置を行い、また、日々の生活での問題点などをアドバイスさせて頂きます。

 

 メインテナンスは、治療などによって得られた健康な状態を維持させ、再発を防止することを目的としています。

歯周病は、再発が多い病気と言われています。
その理由の一つにこのメインテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。
歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。
実際に長期間にわたり歯周治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メインテナンスを行わなかったばかりに2~3年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもいます。

歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。はじめは、ブラッシングも非常に注意をし、一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。

メインテナンスとは、歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。
治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。
アメリカの歯周病学会では、歯周病のメインテナンスを「歯周病の治療の延長であり、歯周組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。
そしてその結果、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである。」としています。

 

虫歯や歯周病の初期では自分では気づかないうちに進行していることがあります。
自覚症状が出たときはかなり重症となり、痛んでからでは治療回数もかさみます。
メインテナンスを定期的に受けた人と、そうでない人に比べると、虫歯、歯周病の再発率が10倍以上も高いという研究データがあります。
車や家が定期的なメインテナンスによって美しく長持ちするように、口腔の健康についても同じことが言えます。

 

治療後の状態を長期維持していくために、虫歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)の増殖を抑制し、悪影響を及ぼさないよういつもコントロールすることが重要です。
自己管理による日々のお手入れを徹底していただいた上で、ご自分で行うブラッシングだけでは、どうしても清掃できない部分を私たち専門家が定期的にケアをいたします。
私たち歯科医師・歯科衛生士はそれぞれの役割を通して、皆様のホームドクターでありたいと願っています。 「あなたの健康は、あなた自身が守る」という意識を大切にしてください。
そのための専門的なアドバイスやバックアップは私たちが全力でお手伝いさせて頂きます。日々のお手入れと定期的なメインテナンスを守り、いつまでもお口の健康を維持しましょう。
次回メインテナンス日は、ご希望の方には”おハガキ”にてご連絡いたしますので、電話にてご予約をお取り下さい。