佐賀市 池田歯科医院・こども歯科

更年期障害から来るお口への影響

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更年期障害から来るお口への悪影響

誰でも年齢を重ねると、徐々に体に変化が出てくるのは、避けられない事実です。

女性ホルモンが変動するとき、歯周病にかかりやすくなりますので更年期以降に歯周病が悪化する!?

「えっ、歯周病と女性ホルモンって関係があるの?」と驚かれる方も多いかもしれませんね。実は歯周病菌の中には、女性ホルモンを栄養源として繁殖する菌がいるのです。ですから、女性ホルモンの変化によっても、女性は歯周病にかかりやすい時期があるので、男性より女性が歯周病になりやすいのです。

実は歯周病は、程度の差はありますが、日本人の7~8割の人が掛かっている病気です。ですので、更年期になる前に歯周病になっている人も大勢います。しかし、特に女性は、更年期になると女性ホルモンのバランスの変化によって、歯周病が悪化する傾向が出てきます。

ホルモンステージに合わせたオーラルケアが必要です。

その中でも歯周病に大きく関係しているのは、女性ホルモンのひとつである「エストロゲンの減少」といわれています。

女性は更年期に閉経を迎えますが、閉経が近づいてくるとエストロゲンの量が急激に減少します。もともと、女性ホルモンは、全身をうるおす機能があるのですが、その量が減ってくると、今度は逆に体のあちこちを乾燥状態にしてしまいます。

乾燥と聞くと、肌の乾燥を思い浮かべると思いますが、お口の中も例外ではありません。そして、特に女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、それに伴ってお口の中の唾液の分泌が以前よりも少なくなり、お口が乾燥してくるのです。

唾液の量が減少すると歯周病が悪化する!

では、なぜお口の中が乾燥してくると、歯周病が悪化するのでしょうか?唾液はもともと、お口の中をうるおして、食べかすや歯垢などの汚れを洗い流す役割をしています。また、唾液は、歯周病菌や虫歯菌などの雑菌を殺菌して、増殖しないようにする役割も担ってくれています。更年期になると、唾液の分泌が減ります。女性はエストロゲンの減少により男性に較べてさらに唾液の分泌は減りドライマウスの人が増えてきます。

ですので、その唾液が少なくなってくると、お口の中に汚れが停滞してしまい、歯周病菌の量が増え、歯周病が悪化してしまうのです。唾液は虫歯菌と闘ってくれているのですが、唾液の分泌が減ることで虫歯になってしまうリスクも高くなります。

また、更年期障害のひとつに骨が弱くなる「骨粗しょう症」があります。もし骨粗しょう症になってしまうと歯をささえている骨も弱くなってしまいます。

さらに歯周病によって歯を失うと、かむ能力が低下して、食物の消化吸収力の低下を招きます。その結果、ビタミンDやカルシウム不足、低栄養となり、骨粗鬆症を悪化させることにもなります。

歯周病にかかった上に骨粗しょう症になってしまったら、歯周病はさらに悪化してしまします。

それでは、どのようにすれは、骨粗鬆症を予防し、歯周病の発症と進行を防ぐことが出来るでしょうか? 

骨粗鬆症の治療と歯科治療

 

骨粗鬆症の治療で骨の吸収を抑制する薬で治療を行っている場合があります。
その薬が歯科の治療における抜歯や外科処置後の治りを非常に悪くする副作用があるものがありますので、骨粗鬆症の治療や予防のために、お薬を整形外科や内科から処方されている患者様は、治療をお受けになる際には必ず骨粗鬆症の薬を内服している旨をお伝えください。

骨粗鬆症のお薬について

骨粗鬆症の治療で、ビスフォスフォネート系製剤を服用されている方は、歯科治療の前に、医科の主治医の先生と相談のうえ、抜歯・歯周病の治療の時期・進め方などを決定させていただきます。

更年期の歯周病ケアは?

唾液の量が減ってしまい、お口の中が乾燥する更年期の歯周病ケアのポイントは、唾液の量を増やす努力をすることです。唾液の量を増やす一番簡単な方法は、食事のときによく噛むことです。噛む回数を増やす事で、あごや脳に刺激が伝わり、自然と唾液の分泌量が増えます。更年期になっても歯に悪い症状が出ないようにするためには、やはり定期的なメンテナンスが一番大切だそうです。歯医者さんに行って、歯石をとってもらったり、歯みがき指導をしてもらったり、歯の状態を定期的に診察してもらうと良いでしょう。

健康で明るく生活していくためには、歯科検診を面倒がったりしないで、積極的に歯の健康に取り組んでいくことが必要だと思います。

佐賀市 更年期障害治療 池田歯科医院