佐賀市 池田歯科医院・こども歯科

抜歯後の痛みや腫れドライソケットと治療について

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抜歯後のドライソケットとは


抜歯後にだんだん痛みが治まってきたのに、何日かして痛みが出ることもあります。 多くはドライソケットと呼ばれる治りの遅れです。

ドライソケットの頻度は下の親知らずの場合で10人に1人の割合で起きるとも言われています。

抜歯前の状況が、かなりの感染が起こっていた場合、原因の歯が抜歯された後も、周りの歯周組織に感染が残りますので痛みの長期化が起こったり、抜歯後にできる血の塊が取れてしまって顎の骨がいつまでも露出していて痛みが起こる状態になっているとドライソケットが発症しやすくなります。

通常の抜歯ならば2~3日でおちついてくることが多いのですが、親知らずを抜いた時にすでに炎症が強い部位や、侵襲が大きい部位は1~2か月落ち着くまでに時間がかかることがあります。
炎症物質を完全に掻爬(取り除く事)した場合は回復が早まる事は多いですが、神経が近い等の理由でリスクを回避するため深い部分をあえて掻爬をしなかった場合、感染巣として残り、治癒が遅れる事がありますが、ほとんどの場合は自然治癒しますが、まれに腐骨として骨の中に残る事もあり経過を注意深くみていく事が大切です。

親知らずの抜歯の後にムーミンみたいに腫れて、痛みや治りが悪いのは、歯医者さんの技術力が左右するのではと思う方もいますよね。
歯医者さんの言い分としては、専門医であり高い技術力を誇る大学の口腔外科の教授でも、「100%腫れずにすぐ治ります」は保証できません。

あごの開き具合が悪くて処置に時間がかかる。
歯磨きをきちんとしていなかった・・。
このような理由も腫れにつながったりします。

ドライソケットの治療と痛みへの対応と予防


ドライソケットを予防するにはいくつか方法があります。


①まずはうがいを控えること。うがいによって固まりかけた血液(血餅けっぺい)を洗い流してしまうため、出来かけたかさぶたをはがしてしまうと骨の上に歯茎が出来にくい環境を作り出してしまいます。

②吸う動作、ストローで飲む、鼻をすする、咳をするなどの動作は血餅も一緒に吸い出してしまう可能性があります。喫煙は酸素がうまく運ばれずに傷口の回復を阻害してしまいますので抜歯後10日くらいは控えたほうがいいでしょう。

③また血が止まりにくくなるような動作も避けます。例えば飲酒や激しい運動、入浴など血液循環がよくなることは血餅を出来にくくしてしまいますので少なくとも抜歯した日は控えます。
④その他に傷口を傷つけてしまうような行為、例えば辛いものや、硬い食べ物を食べることや傷口を舌で触ってしまうなどが起こるからです。あまり神経質になる必要もありませんが、これらの予防策を頭に入れておくといいでしょう。

万が一ドライソケットになってしまいズキズキ痛む場合は、治りが良くなるよう抜歯の穴にレーザー治療をしたうえでさらにお薬を詰めたり、痛み止めと抗生物質の服用や抗生物質の軟膏を患部に塗りますが衛生面をきちんとしなければいけませんので歯医者さんで歯周病の治療やクリーニングを行いましょう。