佐賀市 池田歯科医院・こども歯科

歯茎から膿が出てきました。これは歯周病??

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「歯茎からが出てきました。歯周病ですか?」
とよく言われます。

写真の矢印の部分を見ていただくと、歯茎から
膿が出てきています。

歯肉膿瘍

なにが原因でこの膿が出てきたのでしょうか?

次の2つのことが考えられます。
①歯周病(歯周炎)
②根尖病巣(虫歯が原因で神経を取った歯)のどちらかの疾患が予想されます。

今回はどちらでしょうか?

検査1

歯周ポケットの深さを測定すれば、歯周病かどうかが分かります。
下図のように歯周ポケット深さを測定し、その深さが1、3mm程度であれば歯周病(歯周炎)は考えにくいのです。今回は歯周ポケットは存在しませんでした。

歯周ポケット検査

検査2

次にレントゲン撮影をします。

失活歯レントゲン

このレントゲンで分るのは、神経を取った歯ということです。
神経を取った歯は、歯の根の部分に白い薬が入っています。
よく「歯医者で神経取った」と言われます。歯の中には、神経だけでなく血管が存在します。「神経を取る」というのは、「神経も血管も根こそぎ取る」ということなのです。
歯の中の血管を取ってしまえば、白血球が存在しなくなります。
神経や血管を取った際に、歯の中に細菌が残ってしまえば後から膿んでくる可能性が非常に高くなるのです。

ですから、できるだけ「神経」は取らない方が良いのです。

※参考に、下図の写真は神経や血管を取っていない歯のレントゲン写真です。歯の中に材料が入っていないのが分ります。つまり、神経のある歯は血が通っていて白血球が警備してくれているため、膿んでくることはないのです

生活歯レントゲン

結論

ですから、今回のケースでは、①歯茎からの膿、②歯周ポケットがない、③神経(血管も)を取った歯であるため、歯周病ではなく「根尖病巣」といって歯の中で増えた細菌が原因ということが分ります。

今回の治療としては、歯の裏側の詰め物を外して、歯の中に入っている薬を交換し除菌する必要があります。

原因がどこにあるのかで治療法は変わります。
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